【感想】保育園義務教育化
若き社会学者、古市さん。
(1985年産まれ)
発言がよく炎上するが実は大好き。
毎週ワイドナショーを観てるんだが
この方が出演する日は特に面白い。
気がする。
結婚やこどもに全く興味なし
なスタイルの古市さんが
対極に位置する少子化問題に切り込む
というギャップに惹かれて、
6月末に本屋で衝動買いした。
- 作者: 古市憲寿
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本
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TVでの大胆な発言とはガラリと変わり
総じて統計・実験・研究を引用した、
論理的な内容だったのが意外だった。
優しい言葉で書かれていて読みやすい。
母性や3歳児神話、母乳教等を
一蹴するくだりは共感してしまう。
で、タイトルの保育園義務教育化。
0〜1歳から保育園に預けることに
微塵も罪悪感を感じない私は超賛成だけど
専業主婦の方はどうなのかな?
仕事をしていなくても0歳から預けられる
(週1〜2日までオッケーというか義務!)
としたら子育てのハードルは下がるかも。
出不精で社交的でない親(=私)だと
成長遅れてないかな?と悩んだり
他の子と遊ばせてあげたいな〜とか
思ってても中々手を打てないと思うので
こどもが社会性を育む意味でも
親のリフレッシュ的な意味でも
良いこと尽くしだよなぁと。
乳幼児期の保育は社会全体のレベルをあげ
格差を解消する、と彼は主張している。
肝心の、保育園を義務教育化するのに
どうしたら良いかのアイデアとしては
小規模保育園の拡充という
月並みなものだったので
面白いアイディアが欲しかったなぁ。
まぁそんな特効薬は無いということだな。
へえー!と思ったのは
乳幼児教育はコスパが良い、
という考え。
自分の考えとは真逆だった。
アメリカでは実証されているようだ。
(いわゆる習い事の事だけを
言ってるんじゃないと思うが)
我が家も習い事いくらまで?
なんてゴチャゴチャ言わず
見直そうかしら?