ズボラ母のON/OFF LIFE

仕事、お金、3人育児 etcを綴るブログ

STOP the 少子化〜続き〜

フランスの年金制度には
子を養育した親に対する、
優遇措置が既にあるってよ
と知り、調べてみた。
答え合わせではないけれど
どういう仕組みか興味津々で。


〈子の加算(年金額増額)
 la majoration pour enfants〉

・1994年〜実施
・3人以上の子(里子、養子可)を
 養育した父母それぞれに対して
 基礎年金の10%を加算する
・子が16歳になるまで少なくとも
 9年間、本人または配偶者が
 養育していること

国立国会図書館 発行
 "フランスの家族政策"より抜粋


養育要件は自分想定よりユルく、
そして基礎年金10%加算という
予想より控えめな制度だった。

3人以上育てたら適用というのは
まあ妥当なセンで納得。
(人口維持に必要な出生率
2.08とされているので)
つまり2人では駄目なわけね。
そりゃみんなわかってるけどさ。


しかし10%…。
平成29年度(2017年度)の
老齢基礎年金満額は年779,300円
→64,942円/月
10%加算で71,436円/月か……。


注)このペーパーを
全部読み込めばわかるが
政策はこれだけじゃない。
子の加算は膨大な仏式支援策の
ほんの1つに過ぎない。


とまあこのような制度を
夫に話してみたところ

「こどもを産もうかという時に
何十年も先に年金が増えるから、
だから産もう、なんて計算しない。
自分が早く死ぬかもしれないし。
てか子はカネじゃない。」

と一蹴(笑)。
まあそうだけどね。
男性はそうなの…?

少なくとも夫はそんな心配や
計算はしない性格のようだ。
そして

「こどもが産まれたら祝い金で
何百万円とかふるまった方が
よっぽど効果あるんじゃない」

と言う発言も。一理ある。

そもそもそんな財源はないよね〜
という結論で、夫婦の議論は
呆気なく幕を閉じた。