遺族厚生年金を計算して男女差を考えた話。
夫。妻。子2人(18歳未満)。
夫婦どちらかが亡くなった場合
いくらもらえるのか?
具体的に計算してみた。
2017/12/15加筆修正あり
1)会社員の妻が亡くなった場合
遺族基礎年金のみ
遺族基礎年金(夫に支給)+遺族厚生年金(子に支給)
遺族基礎年金=779,300+(※224,300 x 2)= 1,227,900/年
→ 102,325/月
(※うち子加算分は子が18歳年度末で終わり)
遺族厚生年金=妻の加入実績に応じて子に支給
(子が18歳年度末で終わり)
2)会社員の夫が亡くなった場合
遺族基礎年金+遺族厚生年金
遺族厚生年金=夫の加入実績に応じて妻に支給
うーん。フワッとしている。
年金ネットで下記2点をチェックすれば
簡単に計算できると知りやってみた。
A:加入月数
B:加入実績に応じた見込額
加入期間Aカ月(<25年)の人の計算式↓
遺族厚生年金 = B ÷ A x 300 x 3/4
ほー。
と具体的な金額がわかってなんか感心。
面白いので、もらえないと知りつつ※
"もし夫も遺族厚生年金がもらえるなら
今自分が死んだらいくらになるのか"
を計算してみたり。
※夫が年齢要件を満たさなくても
子が18歳年度末までは子に厚生年金が支給される
夫も無条件でもらえたら助かるだろう
が、そうではない。
なぜ妻を亡くした夫にだけ受給にあたり
死亡時点での55歳という年齢要件があるのだろう。
それって男女平等じゃないよね?
と気になって気になって
調べてみたら、この問題、
H27に最高裁までいってるんだ…。
原告(夫)が逆転敗訴で合憲判決。
"男女の賃金格差などを踏まえれば
(妻に手厚い)規定には合理性がある"
た、たしかに…。
今はまだそうかもね。
でも、20年後、30年後はわからない。
1)今後もこの男女差は残る?
2)男性も年齢要件なくもらえるようになる?
3)逆に妻にも年齢要件を課して平等になる?
息子達がもし将来窮地に陥ったら
2になってくれたらと思う親心はあるが
まぁ3だろうなと思った。
なぜって、そりゃ年金財政的に…。